直木賞と芥川賞はとっちが上なの?
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直木賞と芥川賞はとっちが上なの? [社会]

今回直木賞芥川賞の受賞者が決定しましたね。

芥川賞は、75歳の「abさんご」の黒田夏子さん、直木賞には最年少で
平成生まれで「何者」朝井リョウさん(23)と歴史小説で「等伯」
安部龍太郎さん(57)が受賞されました。

今回の受賞で大きな話題として芥川賞には最年長75歳の黒だ夏子さん、
直木賞には最年少で平成初23歳といことです。


その今話題の直木賞と芥川賞ですが
直木賞と芥川賞ってどちらが上なのってよく議論されていますが
そもそもこの二つの賞を、どちらが上なのっていうこと自体が、間違いなんだそうです。


直木賞・芥川賞というのは「文藝春秋」創始者菊池寛が友人の直木三十五と芥川龍之介を
記念した作った文学賞だそうです。
対象も新人の小説作品ということで設けられたのがはじめなのです。


その当時昭和初期はひどい不況のため新人作家が
食べていくのが困難だった。
そこでアイデアマンだった菊池寛が、新人賞によって
  • 新しい才能を継続的・継続的に発掘する
  • 原稿料による収入を確保する
  • 雑誌が売れない2月、8月に賞を出すことで売上増を目指す

との一石三鳥を狙ったものだったのです。

そのような訳で出来た賞なので新人に限定されているのです。

どんなに優れた小説でも新人でなければ、直木賞も芥川賞も
もらえないのです。
 
ただし「完全な新人賞」でもなかったというのです。
というのも、全く無名だった作家を一夜にしてシンデレラ・ガールにするという
賞でもないということなのです。

芥川賞は、新人賞として最も格のある扱いで、文学誌に定期的に作品を出している
ような作家、文学新人賞や文藝新人賞のような新人賞を既に受賞している作家、作品も
対象なのです、これは芥川賞とは、新人としての総仕上げということのようなのです。

直木賞とは、ご存知の方も多いと思いますが大衆小説が対象としていますから
受賞者自信が「筆で喰っていく」という考えの方が多いというのです。
 
それは、芥川賞受賞者の方が、原稿料が高いというのにも関係しているようです 

端的に言って、芥川賞は新人の総仕上げ
直木賞は「中堅の入口」ということなのです。


このことにより、芥川賞は純文学、直木賞は大衆文学として位置づけることが
できるので、直木賞と芥川賞どちらが上ということ自体ナンセンスなのです。


今回は、その中でも黒田夏子さんの芥川賞受賞作品「abさんご」を
今までと違う作風というのでオススメします。

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